前撮りをする理由2
前回の続きです!
僕自身、いつの間にか前撮りというものを知っていましたが、親や周りの人がしていて、結婚するときには結婚式と同じように、当然するものだと思っていました。
ただ、岡山後楽園や倉敷美観地区でのロケーション前撮りスタジオをオープンして、今更ながら気づいたことがありました。
親が結婚したのは30年くらい前。
30年前はデジカメなんかない。
昔の機材はどれも大きく、重く、
きっと前撮りなんてすごく高価な商品だったんじゃないか。
親もしてると思ってたけど、本当にしてたか?
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してませんでした!笑
僕の両親は、和装で結婚式をして、その時の写真を僕は前撮りだと勘違いしていたみたいです。
おじいちゃんおばあちゃんは?
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ロケーションで和装で撮影している写真が残ってました!!
が、
それは前撮りではなく、結婚式当日の様子の写真だったみたいです。
地域によって、違いはあるかと思いますが、
おばあちゃんは、結婚式の当日、
自宅で花嫁支度(着付け・ヘアメイク)をして、
近所のおじいちゃんちまで、花嫁衣装で歩いて行って、
おじいちゃんの家で、祝言(今でいう披露宴)をあげたらしいです。
僕が見たことあった、おじいちゃんおばあちゃんの前撮り写真は、
式当日におじいちゃんの家に向かう途中の写真だったのです。
何年か前に、カメラマンを対象としたセミナーで、
前撮りは昔の結婚式の名残という話を聞いたことがあります。
意外と親やおじいちゃんおばあちゃんがしていたのは、前撮りではなく、
結婚式だったのかもしれません。
そう考えると、写真を撮影するだけのサービス以上に、
何か大きな意味が、前撮りにはあるような気がします。